あさが来た|広岡浅子を嫌った平塚らいてう(明子)はどんな人物?

 

朝ドラ『あさが来た』では、大島優子さん演じる平塚明子(はる。後のらいてう)

が登場し、あさを「いけすかない傲慢なおばさん」呼ばわりすることになります。

 

※訂正

らいてうの本名は明(はる)です。すみませんでした。

 

さらには明子は大阪の加野屋に仲間とともに乗り込んで、

あさと対峙するといいますから穏やかではないですね~

 

このあたりのエピソードは実際に日本女子大学校の学生だった明子が、

広岡浅子のことを「傲慢」と酷評した史実に基づくものです。

 

周知のとおり型破りで豪快だった広岡浅子でしたが、

この明子も浅子に負けず劣らずの人物でした。

 

今回はこのあたりをご紹介していきます。




 

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広岡浅子を嫌った平塚らいてう(明子)はどんな人物?

 

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平塚明子(らいてう)

 

平塚らいてう

 

1886年(明治19年)2月10日~1971年(昭和46年)5月24日

 

平塚明子は3人姉妹の末っ子として生まれ、父は会計検査院に勤める高級官僚で、

後に旧制一高(現東京大学)のドイツ語講師をも務めたエリートでした。

 

実家も裕福だったことから小学校を卒業後は、東京女子高等師範学校付属高等女学校

(現お茶の水女子大学附属中学校・高校)に進学するなど、当時の女子としては

エリート教育を受けています。

 

父親は女子には女学校以上の教育は不要と考えたようですが、

日本女子大学校の教育方針に憧れて一期生として入学します。

 

「良妻賢母思想」に反発していた明子ですが、日露戦争後に同大学校の教育方針も

国家主義色が強くなりひどく幻滅したと言われています。

 

この頃から宗教書や哲学書に没頭し、神と自我を求めて禅の修行に打ち込むなども

しました。

 

22歳の時に文学士の森田米松(当時28歳)と、当時一大スキャンダルとして

マスコミを賑わせた「塩原事件」という心中未遂事件を起こし、

その名を広く世間に知られることになります。

 

その後、現在の松本市郊外の農家で静養していた明子ですが、

そこで雷鳥のことを知り感銘を受け、後にペンネームの

「らいてう」を名乗ることになります。

 

スキャンダラスなイメージを持たれることになった明子ですが、

この事件をきっかけに性差別や男尊女卑を強く意識して、

女性の自我の解放へと取り組むことになります。

 

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明治44年(1911年)に母親の援助で出版社・青鞜社を立ち上げて、

かの有名な「始、女性は太陽であった」の表題を発表します。

 

明治45年(1912年)には読売新聞で「新しい女」の連載を開始し、

各方面から注目されます。

 

しかし前記の事件のイメージから反発するものも多く、悪意をもって

「新しい女」と揶揄されたり、平塚家への投石も後を絶たなかったそうです。

 

明子はそのようなことは意に介さずに、一貫して女性の解放や母性保護を

訴え続けました。

 

その後、雑誌「青鞜」や明子の評論集「円窓より」も、家族制度を崩壊させ、

風俗を乱すものとして発売禁止処分を受けることになります。

 

私生活でも同年に画家の奥村博史と出会いますが、後に夫婦別姓の事実婚をはじめ、

またもや世論を巻き込んだ議論となります。

 

1919年(大正8年)に市川房枝や奥むめおらと新婦人協会を設立し、婦人運動を展開。

後に治安維持法の改正に成功し、女性の集会・結社の権利を勝ち取ります。

 

その後は文筆活動に専念しますが、戦後は再び表舞台に現われて反戦・平和運動を展開し、

軍縮や安保条約の破棄、ベトナム戦争の反対運動などをおこないました。

 

かなりザックリと平塚明子の生涯をまとめましたが、ここまででも明子がいかに

気骨あふれる女性であることがわかりますね~

 

当時の女性として致命傷にもなりかねないスキャンダルにも決してへこたれることなく

前進を続けましたし、大正期に展開した婦人運動では陣頭に立って、

その象徴的な役割を果たしました。

 

現代でこそ広く認知されるようになった事実婚や夫婦別姓を、家中心主義だった

大正時代にやってのけるのも驚きですし、世間の非難にも負けない強さも備えた

女性ですね。

 

一方で与謝野晶子と論争を起こしたり、一時は盟友だった市川房枝と対立したりなど、

この人も諍いが絶えない人物でした。

 

いい悪いは別として、そこには安易に妥協せずに自身の理想を貫こうとする

信念すら感じます。

 

日本女子大学校の学生の時分に、同大学校の創立に大きく寄与した広岡浅子を

こき下ろすなど、権威や権力への反骨心も旺盛だったのでしょう。

 

とは言え、浅子にしろ明子にしろ、後年の女性の地位の向上

多大な貢献をしたことは疑いのない事実です。

 

このように美女で才媛でありながら激しさと反骨心が同居する平塚明子を、

キャストの大島優子さんがどのように演じるかも楽しみですね♪

 

ちなみにドラマでは明子が、「(あさを超える)新しい女を目指す

というセリフがあるようですが、これは前記のように史実の明子への

オマージュですね~

 

明子とあさの対決からも目が離せません!!

 

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